Usuao ni kasunda, tsuki no ito wa
Sadame ni somaru futatsu no aida ni
Ai wo miru.
Anata wa teki to nari, furikazasu yaiba ga
Tamerai to tsubazeriau no ka.
Shuuu ni kiete yuku bojou wa utakata ni
Tsutatta kourui wa nani wo kataru------
Enrai ni hibiku koe, tsunzaita garasu no hana.
Youchou no kanata, rin'u no hayashi ni narite------.
Sono ganka, hirogaru miyako no iro ga.
Tsuyuboshi ni terasarete, aoku hikaru.
Chiisana tenohira de yakusoku wo kawashita
Futari no shiawase wa izuko ka.
Modoranu hi yo, douka boku to
Anata wo mou ichido dake.
Habataita ooruri ga saezuru kisetsu no soba de,
Se wo mukete shimau furishikiru ame ni naite------.
Kasuka na nukumori wo kanjite te wo nobasu.
Toozakaru anata no yokogao.
Te wo tsunagi, warau. Itsuka no sugata wa.
Sekijitsu ni narite, sugu ni kieta.
Nariyamanu zangeki de, kizutsuita tenohira kara
Shiawase ga kobore, saigo no issen------.
Kodama suru nakigoe to hohoemu garasu no hana.
"Aishite imasu." to nemuri ni tsuku you ni itta.
"Aishite imasu." to nemuri ni tsuku you ni itta.
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薄青に霞んだ、月の糸は。
さだめに染まる二つの間に
愛を見る。
さだめに染まる二つの間に
愛を見る。
あなたは敵となり、振りかざす刃(やいば)が
躊躇(ためら)いと鍔迫(つばぜ)り合うのか。
驟雨(しゅうう)に消えてゆく 慕情はうたかたに
伝った紅涙(こうるい)は何を語る――――――
躊躇(ためら)いと鍔迫(つばぜ)り合うのか。
驟雨(しゅうう)に消えてゆく 慕情はうたかたに
伝った紅涙(こうるい)は何を語る――――――
遠雷に響く声、劈(つんざ)いた硝子の華。
窈窕(ようちょう)の彼方、霖雨(りんう)の囃子(はやし)に成りて――――――。
窈窕(ようちょう)の彼方、霖雨(りんう)の囃子(はやし)に成りて――――――。
其の眼下、広がる都の色が。
梅雨星に照らされて、青く 光る。
梅雨星に照らされて、青く 光る。
小さな掌(てのひら)で約束を交わした
二人の幸せは何処(いずこ)か。
戻らぬ日よ、どうか僕と
あなたをもう一度だけ。
二人の幸せは何処(いずこ)か。
戻らぬ日よ、どうか僕と
あなたをもう一度だけ。
羽撃(はばた)いた大瑠璃(おおるり)が 囀(さえず)る季節の傍で、
背を向けてしまう。 降りしきる雨に
泣いて――――――。
背を向けてしまう。 降りしきる雨に
泣いて――――――。
幽(かす)かなぬくもりを 感じて手を伸ばす。
遠ざかるあなたの横顔。
手を繋ぎ、笑う。 いつかの姿は。
昔日(せきじつ)に成りて、すぐに消えた。
遠ざかるあなたの横顔。
手を繋ぎ、笑う。 いつかの姿は。
昔日(せきじつ)に成りて、すぐに消えた。
鳴り止まぬ斬撃(ざんげき)で、傷ついた掌(てのひら)から。
幸せが零れ、最後の一閃(いっせん)――――――。
幸せが零れ、最後の一閃(いっせん)――――――。
木霊(こだま)する泣き声と 微笑む硝子の華。
「愛しています。」と 眠りにつくように 言った。
「愛しています。」と 眠りにつくように 言った。
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